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GRAPEVINE──「悲しいうわさ」から始まった、大阪発ロックバンドの32年

YUM

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2026.08.04 Update

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引用元:GRAPEVINE OFFICIAL WEBSITE

この記事でわかること

  • 01.GRAPEVINEは、1993年に大阪で結成された、田中和将・西川弘剛・亀井亨を中心とする日本のロックバンド。
  • 02.1999年のシングル「スロウ」でブレイクし、以降30年以上にわたり第一線で活動を続けている。
  • 03.2027年に迎えるデビュー30周年を前に、2026年のフジロックにも出演。

フジロック2026、最終日のWHITE STAGEに出演していたGRAPEVINE。
結成から32年、デビューから約29年が経つ今もなお現役感を失わないこのバンドについて、しっかりとその歩みを振り返っておきたい。

大阪で始まった出会い

GRAPEVINEは1993年、大阪で結成された。
当初のメンバーは西原誠(B)と西川弘剛(G)が中心で、同年に田中和将(Vo・G)が加入。
翌1994年にはドラムスの亀井亨も加わり、4人編成での活動が本格化していく。
田中和将は1974年1月15日兵庫県神戸市出身、西川弘剛は1969年11月14日奈良県出身、亀井亨は1972年8月2日大阪府出身。
ブルースやソウルに耽溺していた早熟なボーカリストと、ビートルズやニール・ヤング、XTCといった洋楽ロックに影響を受けたプレイヤーたちが大阪で出会い、バンドが形になっていった。

バンド名は、マーヴィン・ゲイのヒット曲「I Heard It Through The Grapevine」(邦題「悲しいうわさ」)から借用されたものだ。
直訳すれば「葡萄のつる」だが、この曲名自体に「よくない噂」という意味が込められており、バンド名にもその含みが引き継がれている。
デビュー当初からセルフリリースのカセットテープが注目を集め、1997年にポニーキャニオンと契約。
同年9月、ミニアルバム『覚醒』で正式にメジャーデビューを果たした。

「スロウ」でのブレイクと『Lifetime』

デビューから2年後の1999年、GRAPEVINEは3rdシングル「スロウ」で大きなブレイクを果たす。
同年5月に発表された2ndフルアルバム『Lifetime』は、オリコンチャートで初登場3位を記録。
「スロウ」に加え「光について」もヒットし、多くのリスナーを獲得することとなった。
文学的で奥行きのある田中の歌詞世界と、練り込まれたアレンジによるサウンドが高く評価され、GRAPEVINEというバンドの名前を一気に広めた作品となった。

脱退とメンバーチェンジ、そして新体制へ

2001年、結成当初からのリーダー的存在だった西原誠が、ジストニア(局所性の運動障害)の治療に専念するためバンドを一時離脱する。
翌2002年に一度は復帰するものの、同年内に正式に脱退した。
この脱退にともない、同年、金戸覚(Ba)と高野勲(Key)がメンバーに加わっている。

以降、田中和将(Vo・G)、西川弘剛(G)、亀井亨(Dr)の3人を中心メンバーとしながら、金戸覚と高野勲が長期にわたるサポートメンバーとしてサウンドを支える体制が確立された。
2005年からはプロデューサーに長田進(Dr.StrangeLove)を迎えて共同制作を開始し、2006年発表のシングル「FLY」以降は、バンドセッションから楽曲が生まれるスタイルも増えていったという。

SPEEDSTAR RECORDSへの移籍と現在

2014年、GRAPEVINEはビクターエンタテインメント傘下のSPEEDSTAR RECORDSへ移籍。
移籍第一弾シングル「Empty Song」を同年11月19日にリリースし、翌2015年1月28日には待望のニューアルバムとライブ映像作品を同時リリースした。
同じ2014年には、代表作『Lifetime』の再現ライブ「IN A LIFETIME」も開催している。

その後も『愚かな者の語ること』(2013年)、『Almost There』(2023年、「雀の子」「Ub (You bet on it)」「停電の夜」収録)と、コンスタントに作品を発表。
2024年には最新シングル「天使ちゃん」とアルバム『あのみちから遠くはなれて』をリリースし、札幌から鹿児島まで計19公演におよぶ全国ツアーも開催している。

2027年、デビュー30周年に向けて

現在は、田中和将(Vo・Gt)、西川弘剛(Gt)、亀井亨(Dr)、高野勲(Key)、金戸覚(Ba)の5人。
2027年に控えるデビュー30周年に向けて歩みを進めながら、今なおエネルギッシュなステージを見せ続けている。

フジロック2026の最終日、WHITE STAGEに出演したGRAPEVINEのステージも、30年を超えるキャリアの重みと、それでいて古びない現役感を同時に感じさせるものだった。
同世代の多くのバンドが解散や活動休止を経験する中、結成メンバーの中心3人が変わらずバンドを牽引し続けているという事実そのものが、GRAPEVINEというバンドの強さを物語っている。

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