小島麻由美──ローズマリー・クルーニーへの憧れから生まれた、独自の音楽世界
引用元:小島麻由美 オフィシャルサイト
この記事でわかること
- 01.小島麻由美は1995年、シングル「結婚相談所」でメジャーデビューした日本のシンガーソングライターである。
- 02.ジャズ、フレンチ・ポップ、昭和歌謡、ブルースなどを融合させた、かわいらしくも毒の効いた独自の音楽スタイルを築いてきた。
- 03.デビュー20周年を経てもなお現役で活動を続け、ジャンルを問わず多くのリスナーを惹きつけている。
1950年代のアメリカン・オールディーズへの憧れから、独自の音楽世界を築き上げてきたシンガーソングライターがいる。小島麻由美だ。
ジャズ、昭和歌謡、ブルースを自在に行き来する彼女の音楽は、デビューから30年近くが経った今もなお色褪せていない。
ローズマリー・クルーニーとの出会い
小島麻由美は1972年9月30日、東京都中野区生まれ。
高校時代、ふと耳にしたローズマリー・クルーニーの音楽に触れたことをきっかけに、アメリカン50’sの世界に夢中になった。
しかし英語詞で歌うことを面倒に感じた彼女は、自分自身で曲を作るという道を選ぶ。
1994年、18歳のときに書いた処女作「真夏の海」のデモテープがレコード会社に認められ、音楽家としての人生が始まった。
1995年7月21日、シングル「結婚相談所」でポニーキャニオンよりメジャーデビュー。
同年8月19日には、デビューアルバム『セシルのブルース』を発表している。
独自の音楽スタイルの確立
小島麻由美の音楽は、ジャズ、フレンチ・ポップス、ラテン音楽、昭和歌謡、ブルース、ロックステディ、童謡といった多様なジャンルを融合させ、そこにかわいらしくも毒の効いた歌詞と声を乗せるという、独自のスタイルによって特徴づけられる。
バックを務める塚本功、清水一登、1996年からはASA-CHANGらとの演奏も高く評価されており、確かな歌唱力とバックバンドの演奏力の両輪によって、唯一無二の世界観を作り上げてきた。
ジャケットに多く使用される自筆イラストもトレードマークで、1999年にはNHK「みんなのうた」への提供曲「ふうせん」で、3000枚以上に及ぶアニメーション原画も自ら手がけている。
海を越えて広がった音楽性
2001年から2002年にかけては、楽曲「はつ恋」が任天堂USAのCMソングとして、南北アメリカで1年間にわたり放映された。
2006年にはJETRO主催の「Japan Night」(上海)、2009年には「Music Terminals Festival」(台湾・桃園)にも参加するなど、海外での活動も重ねてきた。
2005年には、スパルタローカルズ、eastern youth、菊地成孔、つじあやのとの対バンライブシリーズを決行。
ジャズや昭和歌謡を基盤にした独自の音楽性でありながら、ロックファンの間でも大きな話題を集めた。
デビュー20周年、そして今も現役
2014年7月には4年ぶりとなるオリジナルリリースとしてミニアルバム『渚にて』を、同年12月にはフルアルバム『路上』を発表。
同年の「SUMMER SONIC 2014」への出演を経て、本格的に活動を再開させた。
デビュー20周年を迎えた2015年には、越路吹雪の「ろくでなし」やスピッツの「夏の魔物」、松田聖子の「SWEET MEMORIES」などをカバーしたアルバム『Cover Songs』を発表している。
これまでにオリジナルアルバム9枚、ミニアルバム2枚、シングル16枚を発表してきた小島麻由美。
自分の曲であれ、人の曲であれ、分け隔てなく楽しんで歌えるというスタンスは、デビュー当初から今に至るまで変わることなく貫かれている。