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Belle and Sebastian──1000枚限定盤から始まった、グラスゴーの至宝が結成30周年で鳴らす2枚の名盤

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2026.09.10 Update

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引用元:クリエイティブマン:BELLE & SEBASTIAN

この記事でわかること

  • 01.Belle and Sebastianは1996年、スコットランド・グラスゴーでスチュアート・マードックを中心に結成された。
  • 02.デビューアルバム『Tigermilk』は当初1000枚限定でリリースされ、後にプレミア盤として高値で取引されるようになった。
  • 03.結成30周年を迎えた2026年9月、初期の名盤2作を再現するワールドツアーの一環として来日。

1996年、スコットランド・グラスゴーの大学の一室から生まれたバンドが、30年の時を経て、当時の名盤をまるごと再現するツアーで日本を訪れた。
Belle and Sebastianの歩みを振り返りたい。

1000枚限定盤という始まり

Belle and Sebastianは1996年、ヴォーカル・ギターのスチュアート・マードックを中心に結成された。
結成当初のメンバーはマードックとスチュアート・デヴィッドの2人のみ。
アルバム制作にあたり、スティーヴィー・ジャクソン、イゾベル・キャンベル、クリス・ゲッズ、リチャード・コルバーンが招き入れられた。

同年、グラスゴーの大学が運営する音楽コースのレーベル「Electric Honey」から、1stアルバム『Tigermilk』をわずか1000枚限定でレコードリリース。
この初回盤は、後に850ポンドとも言われる価格がつくほどのプレミア盤となった。
同年11月には2ndアルバム『If You’re Feeling Sinister』(邦題『天使のため息』)をJeepstarレーベルよりリリース。
このアルバム制作時にサラ・マーティンが加入している。
『Tigermilk』が限定盤だったこともあり、当初は『If You’re Feeling Sinister』がバンドのデビュー作と見なされていたという。

ニューカマー賞、そして初のトップ10入り

1998年、3rdアルバム『The Boy with the Arab Strap』をリリースし、全英アルバムチャートで12位に入る好セールスを記録。
このタイミングでミック・クックが正式にバンドへ加入した。
翌1999年2月、ブリット・アワードにてベスト・ブリティッシュ・ニューカマー賞を受賞している。

2000年発表の4thアルバム『Fold Your Hands Child, You Walk Like a Peasant』(邦題『わたしのなかの悪魔』)は、バンド初の全英トップ10アルバムとなった。
シングル「Legal Man」のヒットを受け、イギリスの人気音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』にも出演。
一方でこの頃、スチュアート・デヴィッドが自身のバンド「Looper」の活動に専念するため脱退し、代わってボブ・ギルデアが加入している。

ジャンルを超えた評価と、日本との縁

2006年発表の7thアルバム『The Life Pursuit』は、全英アルバムチャートで8位、アメリカのBillboard 200では65位を記録するなど、着実にセールスを重ねていった。
バンドはこれまでにマーキュリー・プライズやブリット・アワードなど数多くの音楽賞にノミネート・受賞しており、インディー・ポップの枠を超えた評価を確立している。

2024年には、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の劇中歌にスチュアート・マードックが参加していたことが話題を呼んだ。
長年インディーロック・ネオアコファンの間で愛されてきたバンドが、思いがけない形で日本の茶の間にも接点を持った出来事だった。

結成30周年、名盤再現ツアーでの来日

2026年、結成30周年を迎えたBelle and Sebastianは、デビューアルバム『Tigermilk』と2ndアルバム『If You’re Feeling Sinister』の発売30周年を記念したワールドツアーの一環として、9月に来日公演を行う。
各公演は2部構成で、前半にアルバムを全曲通しで演奏し、後半にはこれまでのベストヒットを披露する内容だという。

9月22日(火・祝)の大阪・BIGCAT公演と9月25日(金)の東京・Kanadevia Hall公演では『If You’re Feeling Sinister』が、9月24日(木)の東京・Kanadevia Hall公演では『Tigermilk』が、それぞれ再現される予定だ。
1000枚限定盤として静かに世に出た1枚のアルバムが、30年後、遠く離れた国のホールで満場の観客を前に再現される。
そんな巡り合わせこそが、このバンドが積み重ねてきた時間の厚みを物語っている。

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