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Ado──「うっせぇわ」から5年、覆面のまま世界を動員した歌声

白波瀬 まどか

白波瀬 まどか

2026.08.21 Update

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引用元:ユニバーサルミュージック Ado公式

この記事でわかること

  • 01.Adoは2017年から「歌い手」として活動を始め、2020年「うっせぇわ」でメジャーデビュー。
  • 02.顔を出さないまま、2度のワールドツアーや国立競技場公演など、日本人アーティストとして異例の規模で活動を広げてきた。
  • 03.2026年、サマーソニックの東京会場ヘッドライナーを務めた。

顔を出さず、素性をほとんど明かさないまま、世界中を動員するアーティストになる。
そんな異例のキャリアを歩んできたのがAdoだ。
2026年、サマーソニックの東京会場ヘッドライナーという大役を務めた彼女の、ここまでの歩みを振り返りたい。

ニコニコ動画から始まった歌い手活動

Adoは2002年10月24日生まれ。
2017年1月10日、動画投稿サイト「ニコニコ動画」に「君の体温」のカバー動画を投稿し、歌い手としての活動を開始する。
2018年からはYouTubeにも活動の場を広げ、2019年にはくじらの楽曲「金木犀」にボーカルとして参加するなど、着実に注目を集めていった。

「うっせぇわ」が起こした社会現象

2020年10月、Adoはユニバーサルミュージック内のレーベル、Virgin Recordsよりメジャーデビューを果たす。
デビュー曲となったのは、ボカロP・syudouが作詞作曲を手がけた「うっせぇわ」。
尖った歌詞とサウンドはTikTokやSNSを通じて瞬く間に拡散し、社会現象を巻き起こした。
同曲はBillboard JAPANのストリーミング・ソング・チャートにおいて、ソロアーティストとして当時歴代最年少で累計再生回数1億回を突破。
第63回日本レコード大賞では特別賞を、2021年のユーキャン新語・流行語大賞も受賞している。

『ONE PIECE FILM RED』と、女性ソロアーティストとしての記録

2022年、Adoはアニメーション映画『ONE PIECE FILM RED』に登場するキャラクター・ウタの歌唱パートを担当。
中田ヤスタカが楽曲提供した主題歌「新時代」を発表した。
この曲はオリコン週間ストリーミングランキングにおいて、女性ソロアーティストとしては史上2人目となる累積再生数6億回を記録している。
劇中歌「逆光」はVaundyが書き下ろしを手がけた。

同年には、幼少期からの夢だったさいたまスーパーアリーナでの公演を実現。
以降も女性ソロ初となる国立競技場公演をはじめ、全国ツアー、ワールドツアー、ドームツアーと、わずか数年の間に日本人アーティストとしては異例の規模で活動を広げていった。

世界33都市、50万人を動員したワールドツアー

Adoの人気は国内にとどまらない。
Spotifyが発表した「海外で最も再生された国内アーティスト」ランキングでは1位を獲得。
自身2度目となるワールドツアー「Ado WORLD TOUR 2025 “Hibana” Powered by Crunchyroll」では、4カ月かけて世界33都市を回り、約50万人を動員した。
これは日本人アーティストによるワールドツアーとして過去最大級の規模だという。

ツアーを振り返り、Adoは「どれだけ距離が離れていても、皆さんが私のことを待っていてくださって、Adoの楽曲を好いてくださっていることを感じました」と語っている。
ハードなスケジュールの中では、現地の日本食スーパーで食材を買ったり、マヌカハニーの喉スプレーでケアをしたりと、地に足のついた工夫でコンディションを保っていたことも明かしている。

サマーソニック2026、ヘッドライナーという大役

2025年4月9日には、メジャーデビュー5周年を記念した初のベストアルバム『Adoのベストアドバム』を発表。
全40曲を収めた、これまでの歩みを凝縮した1枚となった。

そして2026年8月、Adoはサマーソニック2026の東京会場ヘッドライナーを務める。
海外のラッパー起用も検討されていたヘッドライナー最後の1枠に、直前のLollapalooza出演を経て選ばれた形での凱旋となった。
同年、L’Arc-en-Cielとともに「サマソニ史上初の日本人アーティスト2組ヘッドライナー」という記録を打ち立てている。
顔を出さず、素性を多くは語らないまま、覆面のアーティストとして世界を動かしてきたAdo。
その歌声だけで積み上げてきたキャリアは、これからも更新され続けていきそうだ。

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