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サマーソニック2026、3日間の記録──25周年、史上初の日本人2組ヘッドライナー

MUSINA編集部

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2026.08.17 Update

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引用元:SUMMER SONIC 2026 公式サイト

この記事でわかること

  • 01.25周年を迎えた「SUMMER SONIC 2026」が、2026年8月14日から16日まで、東京・大阪の2会場で3日間開催。
  • 02.ヘッドライナーはTHE STROKES、Ado、L'Arc-en-Cielの3組で、AdoとL'Arc-en-Cielという日本人2組が並ぶのはサマソニ史上初めてのこと。
  • 03.初日のゲリラ豪雨、デヴィッド・バーンの緊急配信決定など、3日間を通じて数々の話題があった。

2026年8月14日から16日まで、千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(東京会場)と大阪・万博記念公園(大阪会場)で「SUMMER SONIC 2026」が開催された。
2000年にスタートしたこのフェスにとって25周年の節目にあたる今年は、例年の2日間開催から3日間へと拡大。
過去24年間の来場者数、約470万人の歴史に、新たに33万人という過去最大規模の動員記録への挑戦が重ねられた年でもあった。

今年のヘッドライナーはTHE STROKES、Ado、L’Arc-en-Cielの3組。
世代も音楽性もまったく異なる3者が並んだ、異色の編成となった。

初日:ゲリラ豪雨と、THE STROKES・L’Arc-en-Cielの東西同時ヘッドライン

8月14日、開幕日は突然のゲリラ豪雨に見舞われた。
前日から続いた大雨の影響で会場周辺の交通機関にも遅延が発生し、来場者にとって波乱の幕開けとなった。
WWDJAPANは、この急な悪天候を機能性とファッション性を両立させて乗り切る来場者たちのスナップを特集するなど、天候そのものが一つの話題になるほどだった。
それでも両会場には多くのファンが詰めかけ、25周年の開幕を後押しした。

東京会場では、Bump of Chicken、Keshi、BABYMONSTER、Audrey Nuna、WEST.といった顔ぶれがMARINE STAGEを盛り上げた後、THE STROKESがトリを務めた。
開演前からバンドTシャツを着たファンの多さが目を引き、昼過ぎにはグッズが軒並みソールドアウトになるほどの熱狂ぶりだったと伝えられている。
MOUNTAIN STAGEでは、BLACKPINKのメンバーとしても知られるJENNIEがヘッドライナーを務めている。

大阪会場では、L’Arc-en-CielがAIR STAGEのトリを務め、結成35周年を記念するヘッドラインパフォーマンスを披露。
同会場ではJAMIROQUAIと、BABYMETALがキュレーションを手がけるSONIC STAGEも、この日最大級の見どころとなった。
なお、FKA twigsはこの日、東京会場に出演している(大阪公演は8月15日)。

2日目:Adoの凱旋と、デヴィッド・バーンという事件

8月15日、東京会場のヘッドライナーはAdo。
前年、Spotifyで最も再生された日本人アーティストの1位に輝き、Lollapaloozaへの出演も果たした直後の凱旋という文脈を背負ってのステージだった。
実は、このヘッドライナー枠は当初「Aから始まる海外ラッパー」の出演を軸に検討されていたことが、主催者側から明かされている。
クリエイティブマン代表の清水直樹氏は公式サイトで「The Strokes、L’Arc-en-Cielに続き、Adoが初出演にして今年のヘッドライナーの最後のひと枠に決まりました」と経緯を説明し、Lollapalooza出演を終えての凱旋帰国という巡り合わせを喜んだ。

サマソニの公式は今回の編成を「サマソニ初の日本から2アーティストの選出」と発表しており、AdoとL’Arc-en-Cielという日本人2組が同じ年にヘッドライナーとして並ぶのは、サマソニ史上初めての出来事だった(これまで日本人アーティストがヘッドライナーを務めたのは、2019年のB’zのみ)。

この日、最大の事件と言えるのがMOUNTAIN STAGEに登場したデヴィッド・バーンだった。
トーキング・ヘッズとしての活動でも知られるバーンは、スペシャルゲストという位置付けで20時40分から22時まで出演。
Ado終演後の観客の動きを大きく左右する存在となった。そのパフォーマンスの評判は主催者の予想を上回るものだったようで、サマソニ公式は当初予定していなかったバーンのライブ配信を「緊急決定」として追加。
「明日のライブ配信でDAVID BYRNEの配信が緊急決定となりました!」と急遽アナウンスするという異例の展開になった。
同日はほかにも、サカナクション、SUEDE、Cornelius、羊文学、STEVE LACYといった、ジャンルも国籍も横断するラインナップが会場を彩り、大阪会場ではTHE STROKESがAIR STAGEのヘッドライナーを務めている。
同ステージでは、当初MOUNTAIN STAGEでの出演が予定されていたKASABIANが直前でAIR STAGEに移動し、THE STROKES登場直前のスロットでロック・アンセムを轟かせた。

最終日:ラルクの凱旋と、JAMIROQUAIによる大団円

8月16日、東京会場のヘッドライナーはL’Arc-en-Ciel。
結成35周年、そしてサマソニ初出演にしてヘッドライナーという、話題性の塊のようなステージだった。
公演前、バンドは異例の試みとして当日披露するセットリストをSpotifyで事前公開していたが、実際のステージはそのプレイリストの1曲目から12曲目までを完全に踏襲する構成に。
そして13曲目には、プレイリストには入っていなかった新曲「総天然色」がサプライズ的にライブ初披露され、アンコールを含め全14曲というセットに仕上がった。
この14曲という構成は、大阪・東京どちらの会場でも共通していたことが記録されている。
同ステージにはSOUTH ARCADEというバンドも同日出演しており、L’Arc-en-Cielのtetsuya自身「僕はSouth Arcadeが好きなので、同じ日に出演するのを知って嬉しい」とコメントしていた点も、ファンの間で話題になった。

この日、SONIC “METAL” STAGEのキュレーションを務めたのはBABYMETAL。
ヘッドライナー格でありながら19時50分から20時40分までの50分枠と、やや短めのセットだったが、東京公演では大阪公演より2曲多い12曲を披露している。
同ステージにはLE SSERAFIM、mgk(マシン・ガン・ケリー)も出演した。

そして、25周年を迎えたサマーソニック全体を締めくくるクロージングアクトを務めたのはJAMIROQUAI。
20時10分から21時30分という長尺のステージで、フェス全体の大団円を担った。
9年ぶりの来日、「Virtual Insanity」誕生30周年という記念すべきタイミングでのクロージング起用は、今年のサマソニが持つ「節目」という性格を象徴する采配だったと言えるだろう。
大阪会場では、Adoが最終日のヘッドライナーを務め、この日はサカナクション、DAVID BYRNE、SUEDE、羊文学、HANAといった顔ぶれも出演している。

会場を彩ったコラボレーションアイテムたち

25周年という節目を祝うように、会場ではファッションブランドとのコラボレーションも数多く展開された。
adidasは背面に”SUMMER SONIC 25th”の文字をあしらったゲームシャツを、New Eraはトラッカーキャップやバケットハットなど7型8種のコラボアイテムをそれぞれ展開。
音楽だけでなく、ファッションの面でも来場者を楽しませる仕掛けが用意された3日間だった。

25周年が示したもの

初日のゲリラ豪雨から始まり、Adoヘッドライナー起用の舞台裏、デヴィッド・バーンの緊急配信決定、L’Arc-en-Cielの新曲サプライズ初披露まで、3日間を通じて数々の予測不能な出来事が起きた今年のサマーソニック。
THE STROKESという2000年代ロックシーンの象徴、AdoとL’Arc-en-Cielという日本人ヘッドライナー2組の史上初共演、そして9年ぶりに来日し大団円を担ったJAMIROQUAI。過去の歴史を踏まえながらも、これまでにない編成に踏み出した25周年イヤーは、多くの記憶を残して幕を閉じた。

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